一般の塾でも発達障害のお子さんを受け入れている塾であれば、小学校一年生から通うことが可能です。塾通いも低年齢化がすすみ、一年生から中学受験を見据えて塾に通うお子さんも増えています。しかし、多動や他害があるなど、学校でも普通学級で過ごすのが難しいと指摘を受けているお子さんの場合は、一般の塾では、受け入れてもらえないケースもあるでしょう。
また、お子さん自身が塾と合わなくて勉強が嫌いになってしまうことも。しかしADHDなどでは、年齢がすすみお子さんが落ち着いてくることがあります。「ぜひ、行かせたい」もしくは、お子さん自身が、「友達と同じ塾に行きたい!」という希望の塾があれば、親のケアを前提として、落ち着く時期を待って入塾するというのも可能です。
いずれにしても、発達障害の子どもの場合は、特にお子さんへのメンタル面での負荷がかからないよう注意が必要となります。
発達障害のお子さん向けの塾として、検討している塾にコースがあれば小学校一年生から通塾が可能です。お子さんの特性にあったカリキュラムや指導方法で対応してくれるので、何歳から通ってもお子さんはストレスを感じることなく、無理なく通うことができます。また、保護者やお子さんの希望にもよりますが、学校の勉強の補習だけでなく難易度の高い学校へのチャレンジにも対応してくれます。
中学受験をするという明確な目標がある場合は、遅くても四年生には塾通いをスタートしたいところです。難関中学校を目指すというのであれば、さらに早い時期から準備するケースもあります。ただし、発達障害の特性のないお子さんでも、早くから塾に通うと途中で息切れして受験直前に学習を放棄してしまうなど、逆効果なことも。
進学塾の場合、先生の指導も厳しく、組替えテストなど緊張感が必要な場面が多いです。発達障害のお子さんの場合、特に精神面でのケアも必要なため、塾が嫌いになったことによって勉強が嫌いになったり、友達関係でつまずくことがないように気を付けましょう。
小学校低学年では、集中力や体力、他の習い事との兼ね合いもあり、進学塾でも、低学年は、週一回から多くても二回が一般的です。四年生くらいから、週二回または三回と通塾回数が増えていきます。補習を目的に塾に通う場合でも、高学年になると学習内容が難しくなるため、通塾回数はさらに増えるでしょう。
通塾回数が増えれば学習時間も増えますが、発達障害のお子さんの場合はストレスがたまると逆に学習効果が薄くなることもあります。お子さんの特性を考慮して、学習量や学習時間などについても相談に応じてくれる塾が良いでしょう。
集団指導の塾であれば、入会金が平均1~2万円、週二回の通塾で月謝が18,000円ほどかかります。さらに、夏期講習で3~10万円ほど、冬期講習2~7万円ほど必要です。さらに、進学塾であればフォローのために個別指導の塾に通ったり、家庭教師をつける場合もあります。その場合はさらに上乗せで費用がかかります。親がどこまでサポートできるかで費用も変わってきますので、余裕を持った資金の準備が必要です。
個別指導の塾のケースでは、集団指導より費用が高額になります。入会金は平均2~3万円、週二回の通塾で月謝は26,000円ほどです。また夏期講習が6~20万円ほど、冬期講習が4~10万円ほどかかります。集団指導の塾より費用がかかりますが、基本的には集団指導の塾ほど家庭でのフォローが必要ありません。
学習塾を選ぶ際は、その子の個性に合わせて指導をしてくれる専門性の高い塾を選ぶことが重要です。当サイトでは発達障害のお子さんが通える全国の学習塾をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。