小学校6年生における発達段階の目安は以下の通りです。
6年生と言えば、小学校生活最後の年であり、学校行事も多くあります。
この学年では、中学校生活で自律した生活を送れるよう計画立案や実施、振り返りまでのサイクルの定着を目指していきます。身体が大きく成長する年齢でもあり、今までよりも自分を客観的に見る力がつき始める時期です。
発達に特性のある子でも周囲を気にし始めるようになり、自分のできない点に対して劣等感を持つケースもあるため注意が必要です。 ここでは、発達障害を抱える小学校6年生の生活面と学習面における特徴を紹介します。
低学年の頃、落ち着きのなさや多動などの特性が見られていた子もだいぶ落ち着いてくるケースがあります。しかし、その分不注意な面が目立つこともあります。対人面においては、空気が読めずに融通が利かないなどといった特性があるので、友人関係のトラブルに注意が必要です。
6年生は小学校最後の年でもあり、中学入学に向けての学習になるため難易度が増していきます。算数や国語も授業が複雑化するため、ついていけない子も複数出てきます。得意な科目と不得意な科目の差が大きくなるのもこの年齢の特徴です。
6年生になると、中学校入学を視野に入れて、宿題のほかに自主学習する子どもも増えてきます。しかし、特性がある場合、苦手な単元が多すぎてどこから手を付けていいのかわからないと言ったケースも見受けられます。
また、周囲との違いに気づき、「努力してもできない」という失敗体験を積み重ねてしまうケースもあるのです。適切な対処法を知らずにいると、劣等感を抱え続けてしまうことにより、学習意欲や自己肯定感の低下に繋がってしまうため注意が必要です。
ここでは、専門塾で受けられる指導やサポート内容を説明しています。
復習や予習などの自主学習をしない子どもには、認知特性を把握して、それに合わせた得意な学習方法を見つけていきます。
例えば、漢字全体の構成や全体像を捉えるのが得意な子の場合、似ている文字や似ている漢字を見つけながら覚えるようにしていくのです。苦手なものに目を向けるのではなく、強みや得意を把握して、それを活かした学習方法を促していくことで、学力も伸びが期待できます。
特性がある場合、苦手な単元が多すぎてどこから手を付けていいのかわからないと言ったケースから自主学習を進められない子どもも出てきます。わからない部分があってつまずいても解決できず、そのままにしてしまうことも。
発達障害専門の塾なら、わからないところは図や写真などを活用しながら教えてくれて、自主学習についてもしっかりサポートしてくれます。優先度をつけて学習できるよう導いてくれたり、ホワイトボードを使ってスケジュール管理を一緒に行ってくれたりするため、安心感があります。
中学校入学が目前に迫ってくると心配になるあまり、つい周囲の子と比較してしまったり、「もっと勉強しないと中学生になれない」なとど否定的な声がけをしてしまったりすることでしょう。
マイナスなことばかり言ってしまうと子どものやる気がなくなってしまうことにもなりかねません。そういったことを防ぐためにも、なるべくポジティブな言葉かけをするよう心がけていくことがおすすめです。
子どもの良い面を一緒に考え、他者との違いを受け入れることが重要です。また、困難な状況に対処できるよう方法を知っていくことで、自分自身を大切にできる力を身につけていけると良いでしょう。
学習塾を選ぶ際は、その子の個性に合わせて指導をしてくれる専門性の高い塾を選ぶことが重要です。当サイトでは発達障害のお子さんが通える全国の学習塾をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。