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算数

発達障害のお子さんが算数でつまずきやすいポイントとサポート方法を解説

発達障害のお子さんが算数の学習でつまずきやすいポイント

小学校低学年のお子さん

算数の基礎となる、数の構成、足し算・引き算、繰り上がり・繰り下がりなどを学びます。ここでのつまずきポイントは、「数字や記号の概念を認識すること、繰り上がり・繰り下がり」です。「5より8が大きい」というような数字や記号の概念を認識することが苦手で、計算にうまく活かせないことがあります。 2年生になって九九や筆算も出てくると、九九が覚えられない、大きな数を使用した筆算がといったことにつまずきやすくなります。

小学校中学年のお子さん

小学校中学年での主なつまずきポイントは、割り算・小数点と分数・四則計算です。 割り算を行うには九九を覚える必要がありますが、九九が曖昧で計算に活かせない場合もあり、割り算が苦手なお子さんも多いようです。 小数と分数の学習は、抽象的な数を理解することが苦手といった理由から、つまずきやすい傾向にあります。また、四則計算は、かけ算や足し算などの基本的な計算に加えて計算の順番も考えなくてはならないため、苦戦しやすい分野です。

小学校高学年のお子さん

小学校高学年になると、体積・速さなどを学習するようになります。 体積や速さを求めるには、文章をよく読み、公式を使って解かなければなりません。しかし、文章から質問を読み取ること、複数の公式を問題に合わせて使い分けることがむずかしい場合もあり、つまずきやすい単元でもあります。また、小数と分数の四則計算の手順が複雑な問題も出題されるので、周りのペースについていけないと感じることもあるかもしれません。

発達障害のお子さんへの算数の学習サポートとは

専門の塾で受けられる指導内容

発達障害診断を受験できる

発達障害診断を受験できる塾もあります。主に行われている検査は以下の2つです。

  • WISC-Ⅳ検査(ウィスクフォー)

世界的に使用されている、知的能力や記憶・処理能力をはかる児童用知能検査

  • KABC-Ⅱ検査(ケーエービーシーツー)

認知能力と基礎学力の習得度が測定できる検査

学力を伸ばすためには、お子さんの状態を知ることが重要です。得意・不得意を把握することで、親御さんもサポートしやすくなります。また、検査を受けられるだけでなく、検査結果を参考にした指導を行ってくれる塾もあります。

特性に合わせた教材の使用

耳から公式を聞くよりも、目で見たほうが覚えやすい、数字だけのものよりイラストが描いてある教材のほうが頭に入るなど、お子さんによって学習しやすい教材は異なります。使いやすい教材を適切に使うことで、お子さんの負担軽減にもつながります。

個人の苦手に合わせた指導

どこがわからないのか、何がむずかしいのか苦手なポイントは人によって異なります。 「数の概念がわからず計算ができない」、「文章問題で何を聞かれているのかわからない」など、算数がむずかしいと感じる理由はたくさんあります。専門の塾を利用することで、個人に合わせた適切な指導が受けられるでしょう。

ご家族ができる学習サポート

専門機関(病院、塾、学校など)に相談する

つまずきに対応するためには、お子さんに合った学習方法を見つける必要があります。苦手なこと、その原因は人によって様々で、サポート方法も異なります。 発達障害の知識を持った専門家と話すことで対処法が明確になり、サポートもしやすくなりますので、抱え込まずに専門機関に相談しましょう。

肯定的な声かけをする

発達障害のお子さんは、授業で周りのペースについていけなかったり、普段の生活の中で注意されたりすることが多い傾向にあります。このような状態が続くと「自分はできないんだ」と自己肯定感が低くなり、勉強にも消極的になりがちです。自己肯定感を高めるためにも、ほめることを心がけましょう。

お子さんの苦手なことを知る

学力を伸ばすためには、なにが苦手か・どこでつまずいているのかを把握することが大切です。お子さんの苦手を知ることで、家庭や学校でのサポート方法もみえてきます。宿題や授業でむずかしいところはあるか、お子さんの話をよくきいてみましょう。

学習塾を選ぶ際は、その子の個性に合わせて指導をしてくれる専門性の高い塾を選ぶことが重要です。当サイトでは発達障害のお子さんが通える全国の学習塾をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

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